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あすなろの木 [随筆]

あすなろ白書」という漫画の題名に使われるのみならず、日本各地の施設に「あすなろ学園」という名前が多いことからも、あすなろの木は植物の名前としては特別な意味を持って受け止められていますね。言うまでもなく「明日は檜(ひのき)になろう、明日はなろう」といって成長するからあすなろ…という語源だそうで、子供心に何となくの切なさを感じていました。



時は経ち、「あすなろ」でウィキってみると、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%AD

だそう。あすなろ<ヒバ<ヒノキなんですね~(包含関係の詳細は上記参照)。

札幌周辺には、ニオイヒバが垣根や公園の樹木として植わさって(北海道弁)いることが多いので、何のことはない、アスナロ属の木々には毎日触れ合っていたんですな。



#それであっても「ニオイヒバ学園」だと、そそらない名前ですな~

で、漫画の話題 [随筆]

昨日(というか本日未明)のエントリの通り、10年ぶりに「寄生獣」を読むと、20代の時とはまた違って、様々なことを考えさせられました。これも含めて、私の人生に影響を及ぼした漫画いろいろ。



・寄生獣(岩明均)

生命とは何か、生きるとはどういうことかを教えてくれる名作。「人生最大の衝撃」とする書評も多いし、私にとっての「神学」の教科書である次第。

表紙からスプラッターホラーという認識しか持たず、読まず嫌いというヒトも多いかもしれないが。中身は、適度にユーモアのあるエピソードを含めてメリハリをつけており、読み進めるのは辛くないです。同作者の短編集「骨の音」もお勧めだが、こちらのほうがやや後をひくかもしれない。



・カメレオン(加瀬あつし)

下の「とっても!ラッキーマン」にみられる強運と「工業哀歌バレーボーイズ」(村田ひろゆき)にみられるお下劣(褒め言葉)を足した作品。Vシネマっぽい(嘘)。



・幕張(木多康昭)

毒書。



・すごいよ!マサルさん・ピューと吹く!ジャガー(うすた京介)

毒のないナンセンス。細かいパロディは「ケロロ軍曹」同様に雑学が豊富でないとわかりづらいところもあるか。



・いじめてくん(吉田戦車)

とりあえず、前作の「軍人くん」が読みたくなる。



・ウイングマン(桂正和)

当初は単なる「変身もの」ではあるものの、後に次第に深遠なテーマになっていく。桂作品の中では最も好みである。



・とっても!ラッキーマン(ガモウひろし)

小学生向けギャグ漫画。なのだが、時折かな~り感動的なストーリーを挿入している。ちなみに嵌ったのは大学1~3年の頃。ちなみに「スーパーボーヤケンちゃん」も捨てがたい。



・お父さんは心配症(岡田あーみん)

変態ギャグとはどういうものかを教えてくれた奇作。「こいつら100%伝説」のほうは毒が弱まっているが、こっちもすこぶる素敵。



・いつも放課後(はしもとみつお)・チューロウ(盛田賢司)

前者はギャグ、後者はギャグではない。いずれも深ーい話である。



SWEET三国志(片山まさゆき)

なまらテキトーな雰囲気(褒め言葉)。国内の他の作品同様、正史じゃなくて三国演義ベース、ということになっている。

職場の周りのヒトが、自分は「横山光輝の三国志」派か「蒼天航路」派か、という議論をしている時、私だけ片山版をお勧めする勇気は出せませんでした。。。



ブラック・ジャック(手塚治虫)

高校3年の秋に、秋田文庫創刊と同時に刊行されたので、とりあえず1冊買ってみたところ、その後ほぼ半年で全話を読破することに。当時は外科or解剖学に進むつもりでしたが、今は。



・地獄先生ぬ~べ~(真倉翔/岡野剛)

「ゲゲゲの鬼太郎」のパクリでは決してなく、実は教育論などにも触れている趣き深い名作。ジャンプの三要素も入っているし。ただ、ロリっぽい絵はあまり好かん。



・WILD HALF(浅美裕子)

友情の美しさを教えてくれる作品。ということで、これもなかなかの佳品。



・東京大学物語

嫌いな作品の例。として挙げておく。



・魔太郎がくる!(藤子不二雄A)・モジャ公(藤子・F・不二雄)

幼心に非常に恐怖感を煽られた作品の例。として挙げておく。



・ドカベン(水島新司)

唯一、きちんと読んだ(つもりの)野球漫画。だが、山田太郎が柔道部員の頃の部分(すなわち本編のプロローグ的な部分)のほうの印象が強い。



・風の谷のナウシカ(宮崎駿)・火の鳥(手塚治虫)

全話読んだけど、高校2年生の私には難解すぎて、苦手な作品になってしまった。未だに2回目を読むのを恐れている次第。



…多岐なジャンルに渡ってますね~とは言えない、かなり偏った作品が多いですかね。

こういう本を読むと、こういう人格が形成される、というモデルのような気がします>私

教科書で読んだ児童文学 [随筆]

唐突ですが、質問タイム。

小学校の国語の教科書に載っていた文学作品、覚えていますか?」



先日、段ボール箱に眠っていた6年分の教育出版・小学国語をひもとくと、以下のような作品を再発見。懐かしいね。

※あくまでも昭和50年代後半~60年代全般の教育出版のもののみ。他はまた次の機会に。



・おおきなかぶ(トルストイ(内田莉莎子訳)):1年生。福音館書店の同名の絵本より。



★アレクサンダーとぜんまいねずみ(レオ=レオニ):2年生。好学社の同名の絵本より。素敵な、心温まるファンタジー。人生において大切なことは、誰かと同じように「ちやほやして」もらうことではなく、自分自身を受け入れて生きていくことであることを教えてくれる。

・かわいそうなぞう:2年生。第2次大戦中の上野動物園の猛獣処分の結末。

・花いっぱいになあれ(松谷みよ子):2年生。爽やかなファンタジー。

・ろくべえまってろよ(灰谷健次郎):2年生。灰谷作品は、どことなく重たい感じがして、当時はあんまり好きじゃなかったのだが、子供のうちに「太陽の子」「兎の眼」を読まなかったことは、大人になってから後悔しております。まだ読んでない。



・ごんぎつね(新見南吉):3年生。てぶくろをかいに」が載っている教科書もあるらしい。後者のほうが好きではある。

・八郎(斎藤隆介):3年生。福音館書店の同名の絵本より。秋田県の八郎潟にまつわる民話。

・お母さんの紙びな(長崎源之助):3年生。低学年向けの戦争文学。私事ながら、当時交通事故で入院していて、この授業を受けられなかったのは残念。



・木竜うるし(木下順二):4年生。欲深いのは駄目ね~。という話。

★一つの花(今西祐行):4年生。出征していくお父さんの優しさが哀しい。

・鳥(安房直子):4年生。爽やかなファンタジー。「きつねの窓」は中学校で習う、これも素敵な小品。



・附子(木下順二):5年生。狂言の木下順二による児童版。ちなみに木下順二の「夕鶴」は中学3年で習うことになる。

★るすばん先生(宮川ひろ):5年生。産休代替教員と児童たちが、戸惑いつつも次第に交流を深めていく様子を描く中編作品だけど、教科書に抜粋された部分はごく普通の道徳番組的内容のところのみ(「沢田さんのほくろ」という題名になっている)。これは原作で読むのがベスト。

★母さんの木(大川悦生):5年生。出征した息子たちの代わりに母親は木を植えるが…。私は、この作品は戦争児童文学の白眉と思うのだが、世間的には次の作品のほうが有名ですね。

・大造じいさんとがん(椋鳩十):5年生。ビミョ~に独特の風土感がある。

・ふき子の父(砂田弘):5年生。オヤジ臭強いお父サンの話。ビミョ~である。

・川とノリオ(いぬいとみこ):6年生。広島で母をなくした少年の哀しみを描く。

北極のムーシカミーシカの作者と同じことに、ついさっき気付いた。



上記のリストのうち、★をつけた作品は私のお薦め。単なる子供向けと思わずに、ぜひ一度読んでみて頂きたい。



そういや、物心ついたころから、時刻表や電話帳、住宅地図や建築物の見取図など「活字」を読むのが好きだったのですが(読む対象物からすると、高い言語性IQを伴う発達障害を示唆するそうな)、孫の私をアナウンサーにさせたがっていた祖母のしつけ(全国どこに飛ばされても、顔を観ることができるから。らしい)で、教科書の朗読をかなり高学年になるまでやっていたのでした。おかげで、音読の苦手さ(これも発達障害を示唆するそうな)も大して目立たなくなった次第。祖母には感謝であります。



他の教科書や、中学校以降の教科書の話題は、また後日。



(「サロン・やまあらし」2000年7月 より)

「すたじお やまあらし」誕生秘話 [随筆]

「ディジタル・クリエイティング・カンパニー すたじお やまあらし」

というのが、うちのサイトの正式名称。前半の「ディジタル~」云々はいいとして、どうして「やまあらし」なのかを不思議に思ったそこのアナタに、サイト名決定の顛末をお教えしましょう。



話は1997年夏にさかのぼる。愛媛県松山市に所用で来ていた私は、道後温泉に入っ

たり、松山城に登ったり(町のど真ん中にある山の頂上が松山城址)と、思いっきり観光していました。

(註:この松山旅行の前後は、随分コンセプトの異なる曲を3作品ほど書き上げており、音楽制作はアクティブだった時期であった一方、発表の場・手段を模索していた時期でもありました)



で、松山城の売店で見つけたのが、漫画版「坊っちゃん」。そう、松山といえば坊っちゃんの舞台。

新潮文庫版の原作は高校生の時に読んだけれど、結局話の筋がよく分からなかった私は、この機会にと和綴じの漫画版を買い、その晩早速ホテルで読んでみたのでした。

そこで、数学教師「山嵐」のキャラクターと私自身の似ている部分というのに気付いた次第。漫画というのはわかりやすいね。

こうして、数多くの文学作品に登場する人物の中でも、この「坊っちゃん」に出てくる山嵐には、かなり親近感を抱いていたのでした。



時は経ち、1998年春に「夕方の戯曲―夕戯Ⅱ・棧」の公演をするにあたり、「札幌夜曲II」および「柵」のアレンジとしてSTUDIO TAKUTO(卓人氏のソロユニット)が参加することになり、こちらもきちんと主催者名を定めることになった次第。



…で、真っ先に頭に浮かんだのが、その時の「やまあらし」。他にもいろいろ考えてはみたのだが、まともなものは思いつかず、結局「すたじお やまあらし」に決定。動物のヤマアラシとは、本来関係はないのです。最初に文学作品ありき。

けれども「すたじお やまあらし」の起源を「ほな、坊っちゃんの登場人物でしょ?」

岡山弁)とズバリ当てた知人もいるし、安直なネーミングだったのかも…?



ついでに、すたじおのシンボルマークもご説明しておきましょうか。

上半分、緑の(動物の)やまあらしくん、「山」の文字を示しつつ、札幌の職場から見える藻岩山・円山・三角山を表しています。

下半分、水色の波線は、石狩平野を駆け抜ける爽やかな「風」を表現しています。

こうして、全体では「嵐」の文字になるという、なかなか私的には凝ったデザインでした(実際はこんなに深く考えて作ったわけじゃない。この大嘘つきめ)。



なお「山嵐」というバンドは別にあるそうなので要注意。また、動物のやまあらしを漢字で書くと「山荒らし」あるいは「豪猪」だそうで(出典:広辞苑)。後者は当て字でしょうな。ちなみに、柔道の技にも「山嵐」というのがある(実はyama-arashi.comは、以前は柔道関連のサイトが持っていらしたドメインなのです)。



でも、風が山の麓では嵐になるってあたり、漢字って奥深いっすね。



(「すたじお やまあらしからおはよう」2000年7月 より)

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