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「すたじお やまあらし」誕生秘話 [随想]

「ディジタル・クリエイティング・カンパニー すたじお やまあらし」

というのが、うちのサイトの正式名称。前半の「ディジタル~」云々はいいとして、どうして「やまあらし」なのかを不思議に思ったそこのアナタに、サイト名決定の顛末をお教えしましょう。



話は1997年夏にさかのぼる。愛媛県松山市に所用で来ていた私は、道後温泉に入っ

たり、松山城に登ったり(町のど真ん中にある山の頂上が松山城址)と、思いっきり観光していました。

(註:この松山旅行の前後は、随分コンセプトの異なる曲を3作品ほど書き上げており、音楽制作はアクティブだった時期であった一方、発表の場・手段を模索していた時期でもありました)



で、松山城の売店で見つけたのが、漫画版「坊っちゃん」。そう、松山といえば坊っちゃんの舞台。

新潮文庫版の原作は高校生の時に読んだけれど、結局話の筋がよく分からなかった私は、この機会にと和綴じの漫画版を買い、その晩早速ホテルで読んでみたのでした。

そこで、数学教師「山嵐」のキャラクターと私自身の似ている部分というのに気付いた次第。漫画というのはわかりやすいね。

こうして、数多くの文学作品に登場する人物の中でも、この「坊っちゃん」に出てくる山嵐には、かなり親近感を抱いていたのでした。



時は経ち、1998年春に「夕方の戯曲―夕戯Ⅱ・棧」の公演をするにあたり、「札幌夜曲II」および「柵」のアレンジとしてSTUDIO TAKUTO(卓人氏のソロユニット)が参加することになり、こちらもきちんと主催者名を定めることになった次第。



…で、真っ先に頭に浮かんだのが、その時の「やまあらし」。他にもいろいろ考えてはみたのだが、まともなものは思いつかず、結局「すたじお やまあらし」に決定。動物のヤマアラシとは、本来関係はないのです。最初に文学作品ありき。

けれども「すたじお やまあらし」の起源を「ほな、坊っちゃんの登場人物でしょ?」

(岡山弁)とズバリ当てた知人もいるし、安直なネーミングだったのかも…?



ついでに、すたじおのシンボルマークもご説明しておきましょうか。

上半分、緑の(動物の)やまあらしくん、「山」の文字を示しつつ、札幌の職場から見える藻岩山・円山・三角山を表しています。

下半分、水色の波線は、石狩平野を駆け抜ける爽やかな「風」を表現しています。

こうして、全体では「嵐」の文字になるという、なかなか私的には凝ったデザインでした(実際はこんなに深く考えて作ったわけじゃない。この大嘘つきめ)。



なお「山嵐」というバンドは別にあるそうなので要注意。また、動物のやまあらしを漢字で書くと「山荒らし」あるいは「豪猪」だそうで(出典:広辞苑)。後者は当て字でしょうな。ちなみに、柔道の技にも「山嵐」というのがある(実はyama-arashi.comは、以前は柔道関連のサイトが持っていらしたドメインなのです)。



でも、風が山の麓では嵐になるってあたり、漢字って奥深いっすね。



(「すたじお やまあらしからおはよう」2000年7月 より)
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